千葉市 おゆみ野 歯科 歯医者 矯正歯科 - 「吉本矯正・歯科」
電話でご予約 043-292-6480
電車のなかで、口をポカーンと開けている人を多く見かけます。これらの方の口唇は厚みがあり、口裂側と外側では、口唇の色が異なります。口裂側の赤色の部分は本来の口唇の粘膜がめくれて口腔内粘膜が見えている部分です。口腔内粘膜に、直接外気が当たると口荒れしやすくなります。リップクリームや口紅の油を多く塗り外気に当てないようする必要があります。
口の周りの筋肉は赤ちゃんがミルクを飲むときに発達します。いまは、哺乳瓶で育った子が多く、遊びながら飲んでいますから、筋肉はできにくいのです。母乳で授乳を始めると40分ぐらい赤ちゃんは乳首を離してくれません。口唇で40分間乳首を把持しているので口輪筋が発達します。
乳幼児は1歳を過ぎないとストローで吸って飲むことはできません。では、母乳をどうやって飲んでいるかというと、絞って出します。ウシのお乳も、吸って出すのではなく、絞って出します。赤ちゃんは、舌で乳首を上顎に押し上げながらミルクを押し出しています。このときに舌の筋肉や頬の筋肉が発育します。
哺乳瓶用乳首ですが、穴が真ん中でなく上方にあります。授乳時に赤ちゃんは乳首を吸うのではなく、舌で乳首を上顎に押し上げながらミルクを飲むためです。母親の乳首は授乳前の形態は丸ですが、授乳後は乳首を離すとNUKの乳首の形態になっています。欧米人の赤ちゃんはベビーカーに座らせ、首からさげたおしゃぶりをしゃぶらせます。おしゃぶりをすることで顎や口唇、口の周りの筋肉を鍛えています。その後、歯が萌出して歯列弓を作ります。歯列は内側から舌の圧を、外側から口唇・頬の圧を受け続けています。内外の圧の不均衡が生じると歯列にも影響を及ぼすことになります。
最近のお子さんはどちらかというと唇が弱く、舌のほうが強い子が多いようです。舌でいつも前歯部を押している状態で、上顎前歯あるいは下顎前歯が前方に押し出されやすくなります。臼歯部も同様に、臼歯の頬の筋肉と舌の筋肉の力が取れたところに歯列弓は形成されます。
次に嚥下についてです。正常嚥下では安静時の舌の位置は、上顎のスポットに舌背は接し、このとき上下顎の臼歯部は接触しません。食事の時間も含め、上と下の歯が接触するのは、1日15分くらいで、ほとんどの時間、臼歯部は離開しています。舌を上顎にぴったりとくっつけたまま、唾液を飲んでみてください。飲んだ瞬間だけ臼歯部が噛んで、舌は後上方に持ち上がり口蓋に舌を押し付けて一塊となった飲食物は後上方へと流されていきます。上下口唇はこの時軽く閉鎖しています。
異常嚥下では先ほど話したように、安静時口唇がぽかんと開いている人が多いようです。異常嚥下の際、舌尖は上下顎の切歯の間に突出し、舌背は口蓋から離れて下方に位置します。臼歯部は噛むことができずに離開した状態で嚥下します。このとき、オトガイ部に梅干状の皺が生じ、下顎を後方に押します。上下唇においては、強い力で閉鎖するパターンと、上唇は機能せず無力性口唇に状態となり、舌尖と下唇が強く接触するパターンとがあります。
嚥下行為は、通常1日5,000回ほど起きるといわれていますので歯列弓に影響を及ぼすことも考えられます。
正常歯列弓はU字型ですが、嚥下時に舌を前突出する癖のある方は、ほうれい線あたりの筋肉で上顎歯列弓を左右側に押しつぶす力が作用するために、歯列弓はV字型に変形しやすくなります。U字型がV字型に変形すると、上顎骨が上方に上がり、その上にある鼻の空気の通り道が狭くなりアレルギー性鼻炎や花粉症の原因になりやすくなります。ブリーズライト(鼻の穴を広げるために形状記憶合金を付与しているバンドエイド状治療器)を用いて鼻の空気の通り道が広がれば、鼻の病気が治ることもあります。
歯科矯正治療でV字型歯列弓を拡大して元のU字型歯列弓に広げると、高口蓋骨が下がり、鼻腔は広くなり鼻呼吸がしやすく、鼻の病気が治る人も多くいます。
幼児期の嚥下では舌は前方へ突出させて、それに伴い下顎も、より前上方位をとります。授乳動作中は下顎が律動的に前後に動く、乳児型嚥下を行います。その後成長が進み6歳以降に永久歯が萌出して、固形物も食べられるようになり成熟型嚥下(前述の正常嚥下)に成長します。高齢者の世代は、舌の筋肉も正しく成長する方が多くいましたが、最近は軟食化と、食事と一緒に水やジュースなどを飲む方が多く、乳児型嚥下の食べ方のままで成人する人が多く前述の異常嚥下となりやすくなります。安静時舌の位置は、上顎のスポットに舌背が接っしてない状態で、舌根沈下を生じやすく、気道が狭くなり、イビキをかいたり、睡眠時無呼吸症候群を引き起こすこともあります。
「正しい飲み込み」の項では、正常嚥下と異常嚥下の違いについてお話させていただきました。異常嚥下が長期に続くと不正咬合の原因にもなります。
診療の相談を実施しております。
まずはお気軽にご相談ください。
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・祝日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
10:00 ~ 13:00 | ◯ | ◯ | ◯ | ☓ | ◯ | ◯ | ☓ |
15:00 ~ 19:00 | ◯ | ◯ | ◯ | ☓ | ◯ | ◯ | ☓ |
月・火・水・金・土
10:00~13:00 15:00~19:00
休診日 : 木・日・祝日
千葉市緑区おゆみ野中央6-14-8
電話番号 043-292-6480
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | ||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||
|
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | ||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||
|
定休日